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xReport補助機能

xReport書式ナビ 使い方解説


利用機能 : Excel 


xReport内に同梱している「xReport書式ナビ.xla」をインストールをする事で書式の作成をスムーズに行う為の補助機能を利用出来ます。


書式ナビをインストールするとExcel内の「アドイン」タブに
以下の機能が追加され利用できるようになります。



* Excel2016までのコメント機能が以降のExcelのバージョンでは
   「メモ」という名称に変更されています。
    お使いのExcelのバージョンに合わせて「メモ」と読み替えてご利用下さい。

* xReport4では「xReportアドイン.xla」としてアドインを提供していました。
 そちらでは「xReport書式ナビ」の機能のみ利用可能です。

* ページ内更新履歴は最下部に記載しております。

【目次】
機能概要
各機能の使い方や注意点
アドイン機能を利用したデモ動画

◆ 機能概要

NO  項目  機能概要
1 コメント表示 選択範囲のコメントを表示します
2 非表示 カレントシートのコメントをすべて非表示にします
3 コメント編集 アクティブセルに対して、コメントの設定/編集を行います
4 表示形式 選択範囲の表示形式を取得/設定します
5 その他の機能  選択範囲のセルの値をコメントへ変換 選択範囲のセルの値をコメントへ変換します
6 フォーカスされているコメントの親セルを選択 「フォーカスされているコメント」の親セルを選択状態にします
7 行高表示 選択範囲の行高を表示します
8 選択範囲をTOTに変換 選択範囲のコメントをTOTを使った形式に変更します
9 コメント整列 選択範囲のコメントを整列します
10 コメント自動サイズ調整をONにする 選択範囲のコメント自動サイズ調整をONにします
11 コメント内の改行削除 選択範囲のコメント内の改行を削除します
12 ブロック定義 各ブロックタグ(HdrからDoc:#PrtEnd ) 選択範囲の始点と終点にブロック定義タグを設定します
13 シートに定義されているブロックをダイアログ表示する シートに定義されているブロックをダイアログ表示します
14 ブロック定義/制御コメントのみ表示する ブロック定義/制御コメントのみ表示します
15 xReport 書式機能設定 現在編集している書式の書式機能設定画面を開きます
16 xReport起動 xReportを起動します
17 xReport 書式ナビ xReport書式ナビを起動します


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◆ 各機能の使い方や注意点

01 : コメント表示

書式ファイル内で表示したいコメントが含まれているセルを選択します(複数選択可)

02番の「非表示」を押下して一度アクティブシート内のコメントを一度非表示にした後、
Ctrlキーを押しながら表示したいセルを選択して「コメント表示」のボタンを押す。
という使い方がおススメとなります。

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02 : 非表示 

アクティブシート内に存在するコメントを全て非表示にします。
書式を作成していく際にコメントが増えすぎて、画面が見づらい際等ご利用ください。

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03 : コメント編集

アクティブセルに既にコメントが入っている場合はコメントを編集、
入っていない場合はコメントを新規挿入します。

複数のセルを選択して実行した場合、単一セルのみ編集対象とします。
編集対象はより左上に位置するセル(セルA1寄り)を対象にします。

下記の画像の場合、セルB2からG5を選択しているので、セルA1に近いB2を対象にします。



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04 : 表示形式

選択範囲の表示形式を取得/設定します。
複数セルを選択した場合は下記の画像のように表示されます。



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05 : 選択範囲のセルの値をコメントへ変換

「#Next=」タグを利用する際や、書式機能設定の横展開キーを利用する際等、
「項目名1」「項目名2」「項目名3」・・・のような
連続した内容をコメントに入力したい場合に有用です。

Excelのオートフィル機能、「形式を選択して貼り付け」「コメントとメモ」と
組み合わせて使う事で事で書式の開発を進めやすくなります。

機能を利用したデモ動画をこちらに用意しました。
利用イメージの参考としてご活用ください。

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06 : フォーカスされているコメントの親セルを選択

複数のコメントが重なっている際に利用する事で、
コメントをどのセルに対して設定したか素早く把握する事ができます。

使用する際には確認したいコメントの枠の部分をクリックして、
アクティブ状態にしてからこの機能を実行します。
(枠の部分ではなく、コメント内をクリックし入力可能状態にしている場合は
この機能は実行されません)


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07 : 行高表示

作成した書式を1ページに印刷したいが、2ページに跨ってしまった際の調整や、
複写伝票など詳細な書式の設計時に利用します。

複数セルの選択も出来ます。
高さの表記はピクセル、ポイント両方を表示します。



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08 : 選択範囲をTOTに変換

アクティブセルに設定されているコメントがあった場合、
既に入力してあるコメントに「TOT()」を追加します。

例)コメントに「数量」と設定済 → 「TOT(数量)」に変換

明細ブロックに設定したコメントを
小計(or合計)ブロックでも使う書式ファイルを作成する際に効果的に使えます。
05「選択範囲のセルの値をコメントへ変換」と組み合わせて使う事でより効果を発揮します。


機能を利用したデモ動画をこちらに用意しました。
利用イメージの参考としてご活用ください。
 

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09 : コメント整列

選択範囲のコメントを整列します。
整列する際はシート内で最右端のコメントが設定されているセルの位置を考慮して整列させます。

機能を利用したデモ動画をこちらに用意しました。
利用イメージの参考としてご活用ください。

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10 : コメント自動サイズ調整をONにする

選択範囲のコメント自動サイズ調整を ON にします。
これにより必要以上にコメントが大きく広がらなくなり、
コメント同士が重なって見づらいという状況が発生しづらくなります。

機能を利用したデモ動画をこちらに用意しました。
利用イメージの参考としてご活用ください。

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11 : コメント内の改行削除

アクティブシート内のコメントに含まれている改行を削除します。
コメントに項目名を入れた後に余分な改行をしてしまう事が多いので、
この機能を使うと綺麗に取り除く事ができます。

機能を利用したデモ動画をこちらに用意しました。
利用イメージの参考としてご活用ください。


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12 : ブロック定義

選択範囲の始点と終点にブロック定義タグを設定します。
設定時にコメントの背景色を弊社が定義したカラーに変更します。
これにより各ブロックの開始と終了位置の把握がしやくなります。
 背景色はこのように定義しております。

機能を利用したデモ動画をこちらに用意しました。
利用イメージの参考としてご活用ください。


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13 : シートに定義されているブロックをダイアログ表示する

シートに定義されているブロックをダイアログ表示します。



同じブロックタグを重複して設定していないかの確認にも使えます。
重複して設定してしまっている場合には、
下記の画像のように同一のブロックタグが表示されます。



機能を利用したデモ動画をこちらに用意しました。
利用イメージの参考としてご活用ください。


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14 : ブロック定義/制御コメントのみ表示する

アクティブシート内にあるブロックタグのコメントだけを表示状態にします。
コメントが増えてしまった際に一度この機能を押下した後、
同一ブロック定義内のセルを選択。
01の「コメント表示」または09の「コメント整列」を利用する事で書式の開発を進めやすくなります。

【応用】
「非表示」を押下して一度全てのコメントを非表示にした後、
「xReport書式ナビ」タブを押下し、「コメント表示」タブを選択。

その後
1 : アクティブになっているブロックタグを左上から順番に押下。
2 : 「印刷制御コメントを表示」を押下。

という順番で操作頂く事で、
各ブロックタグにどういったコメントが設定されているか把握しやすくなります。


機能を利用したデモ動画をこちらに用意しました。
利用イメージの参考としてご活用ください。


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15 : 書式機能設定

xReport5を起動してアクティブシートの
書式機能設定を開きます。 *1 *2
書式機能設定の確認や変更がスムーズに行えます。

そのまま変更を加えて保存したい場合は、
一度作業中の書式ファイルを保存して終了してから、
書式機能設定の下部にある「登録」を押下します。

*1 xReportがデフォルトのファイルパス
C:\FBS\xReport5\xReport5.exe
にインストールされていない場合は起動できません。

*2 シート名「Page1」が存在しない場合は
エラーポップアップが出てxReportが終了します。

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16 : xReport起動

xReport5を起動します。
ただしデフォルトのファイルパス
C:\FBS\xReport5\xReport5.exe
にインストールされていない場合は起動できません。

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17 : xReport 書式ナビ

より動作について解説を見ながら作業できる
「xReport書式ナビ」を起動します。

詳細な解説はマニュアルを参照してください

特にxReportの操作に慣れるまでは「タグ一覧」のタブを利用すると
各タグの説明や設定例を確認しながら作業する事が出来る為、
xReportの理解が進みます。

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◆ 各機能を利用したデモ


・xReport書式ナビ動作イメージ 01
 【利用している機能】

 05 : 選択範囲のセルの値をコメントへ変換

 08 : 選択範囲をTOTに変換
 09 : コメント整列

 10 : コメント自動サイズ調整をONにする


動画内ではExcelの機能として用意されているオートフィル機能を活用する事で、
数量¥1、金額¥1、数量¥2、金額¥2…と手入力で作成する作業を回避しています。

また、xReportで出力する為、
セルに「セルの書式設定」で設定してある「数値」や「文字列」の表示形式を崩さないように、
一度ブロックタグ設定範囲外にてコメントを作成します。

作成後にコメントを入力したセルをコピーし、
次に「形式を選択して貼り付け」の中から「コメントとメモ」を選択して貼り付ける事で、
手入力による工数削減とミス発生抑止をしています。

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・xReport書式ナビ動作イメージ 02
 【利用している機能】

 01 : コメント表示
 10 : コメント自動サイズ調整をONにする
 11 : コメント内の改行削除

 12 : 選択範囲の始点と終点に指定したブロック定義タグを設定

 13 : シートに定義されているブロックをダイアログ表示する
 14 : ブロック定義/制御コメントのみ表示する


動画内ではExcelの機能として用意されている「全てのメモを表示」(メモを)「削除」を、
クイックアクセスツールバーに設定して併用しながらコメントの把握、整形をしています。

「コメント表示」はアクティブにしたセルのコメントを表示する為、
Excelの機能との使い分けでより書式開発がしやくなります。

「ブロック定義」「Hdr」のように12番の機能を利用する事でスムーズにブロックタグを設定しています。

【応用】


1 : Ctrl + A を押下する等でシート全体を選択
2 : 選択状態で「コメント内の改行削除」を順番に押下して適用。
  (動画内では改行が削除されている事がわかりやすいように
     コメントを全て表示状態にした後、
  「コメント自動サイズ調整をONにする」も実行しております)
  
3 : 「非表示」を押下して一度全てのコメントを非表示にする。
4 : 「xReport書式ナビ」タブを押下し、「コメント表示」タブを選択。
5 : アクティブになっているブロックタグを左上から順番に押下。
6 : 「印刷制御コメントを表示」を押下。
 
という順番で操作頂く事で、
各ブロック定義の範囲内に、どういったコメントが設定されているか把握しやすくなります。

コメントに余白がない方が良い場合は、
再度1を実施後に選択状態で「コメント自動サイズ調整をONにする」を適用します。

 <デモ動画TOPに戻る>

ページ内更新履歴
・2024/05/02 ページ公開

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