xReport 技術情報一覧

    書式設計に関するFAQ

    帳票デザイン時のテクニックや疑問点に対する解決方法を紹介します

    出力-その他

    ファイル名、シート名を自由に設定して出力したい (Nameタグ)

    利用機能 : Excel、xReportタグ、xReport機能設定 


    任意の名称や元データおよび計算結果の値を組み合わせたファイル名で出力できます。


    xReportの書式機能設定に用意されている
    「出力ファイル名の設定」及び「シート名の設定」タブから設定をする事で、
    ファイル出力時に以下のような柔軟な運用ができます。

    ・計算結果の値をファイル名に利用
    ・書式ファイル名+日付で出力
    ・元データの項目名を利用
    ・固定文字で出力
    ・ファイル名が同一なら枝番を付与して自動で名前の重複を防止

    設定例として、サンプルデータをこちらにまとめております。 
     キー別、シート別出力、Nameタグ利用デモ

    サンプルデータの構成
    書式ファイル
    A_請求書(A4)_Nameタグ利用サンプル01.xlsx
    A_請求書(A4)_Nameタグ利用サンプル02.xlsx
    データファイル A_出荷明細データ(1000件).xls


    【書式ファイルと出力結果】 
    上段が書式ファイルのExcel上での設定、下段がxReportでの出力結果となります。
    *以下の画像は全て大きく見たい場合は画像をクリック



    【書式機能設定の設定解説】
    ①「A_請求書(A4)_Nameタグ利用サンプル01.xlsx」の場合

    下記画像の設定により、
    「A_請求書(A4)_Nameタグ利用サンプル01.xlsx」をxReportで実行すると、
    ファイル名:
    「請求書_STEST0420_341250円_1.xlsx」
    シート名:
    「STEST0420_20100416」「STEST0421_20100419」…「STEST0426_20100419」
    計7つのシートが出力されます。
    (「キー別帳票作成」の機能解説は こちら のページにて解説しております)

    ・出力結果
    キー別に出力_01-4-png

    ・書式機能設定



    ②「A_請求書(A4)_Nameタグ利用サンプル02.xlsx」の場合

    「出力ファイル名の設定」以外は、
    「A_請求書(A4)_Nameタグ利用サンプル01.xlsx」と同じ設定です。

    下記の設定によりサンプル01に追加で、
    得意先名、出荷日、xReportでの出力時の日付、時間もファイル名に利用しています。

    ・書式機能設定
    キー別に出力_02-1-png


    【Nameタグについて】

    Excelの計算結果を出力ファイル名の設定で使用したい場合に使用します。
    設定例:Name:金額計算結果
    (セルには、「=A1*B1」等の数式を設定)
    設定する項目名は帳票データに存在しない項目名を設定する必要があります。

    ただし、
    以下のようなブロックを跨いだ設定ではNameタグで正しく値を取得できません。
    ・Nameタグを設定したセルは見出し(Hdr)ブロック
    ・数式が参照している先は小計(Sbt)ブロック

    また、xReportはセルの順序に沿って処理する為、
    計算内で使われるセルはNameタグを利用するセルより前に置いて下さい。
    (セルに「=A1*B1」と数式を設定する場合、NameタグはセルB2以降に設定)


    【補足解説】

    「A_請求書(A4)_Nameタグ利用サンプル02.xlsx」を開きながらご確認下さい。


    請求日をファイル名に利用したい場合
    帳票データの「出荷日」を利用したいが「2010/4/16」という表記の為、
    このまま「出力ファイル名の設定」にて利用すると不都合が出来てきます。

    理由
    1 : ファイル名に「¥」「/」が含まれた場合、その前の文字はフォルダ名として認識され、 出力先にフォルダが作成されます。
    2 : ファイルを管理する際昇順ソートをすると1月データの次が10月になってしまいます。

    対策
    上記2点を改善する為、「yyyymmdd」表記となるように(例: 20100416 )
    TEXT関数を利用して表記を修正する必要があります。
    →セルAQに「 =TEXT(Q2,"yyyymmdd") 」と設定。メモ機能にて「Name:ファイル名用_出荷日」と設定。
    これにより意図しないフォルダ作成が発生せず、ファイルの管理も適切に行えるようになります。


    注)使用時によく発生してしまう不具合
    ・Nameタグを利用する際にはシート名を「Page1」「Page2」等設定する必要があります。
    →シート名を「page1」「PAGE2」等で設定している場合、xReportの「書式機能設定」で適切に読み取る事できません。

    ・Nameタグを利用する際に、異なるブロックのセルへの参照は設定できません。

    ・xReport Ver 4.01.06.0 以前はCalタグで格納した項目名を
     「出力ファイル名の設定」「データ項目」「計算」で選択し、
     成果物ファイル名の指定に利用出来ていましたが、
     Ver 4.01.07.0にてNameタグを新規実装以降、
     Calタグで格納した項目名は「計算」のエリアには表示されない仕様となっております。
     (Ver5.0.1からは「計算」から「Nameタグの項目」に変更)

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