xReport-事例

スクラッチシステム開発で帳票ツールとして利用

作成者: Admin|Jan 2, 2024 5:00:32 PM

株式会社DSR様

1969年の創業当初から保険共済業界に関わり、基幹業務系をはじめ、さまざまなシステムやサービスを数多くの保険会社・共済団体を中心に提供しているシステムインテグレータです。https://www.dsr.co.jp/

 

共済システム開発の提案時での問題

同社は、ある共済協同組合から契約内容を管理する共済システム開発の相談を受けており、契約書の証書や各種案内などの帳票出力部分で他社製の帳票・レポート作成ツールでの開発を検討しいていました。
しかし、このツールは組み込み型のため、プログラミング工数が膨らみ、コスト面で問題を抱えていました。
また、帳票を変更するだけでも下図のような手間がかかるのも問題となっていました。

※ 組み込み型の場合の例

Xシリーズ採用の理由

この問題を解決するために多数のツールやパッケージを検討した結果、下記の理由からXシリーズが最適であると判断し、お客様にご納得いただける提案が行え、無事受注にいたりました。
 

  • ​​開発コストを削減できるので、適切な納期と見積金額で提案ができる

  • プログラムレス
    • 帳票の文字などを変更をする際でもプログラム改修が不要。
    • 書式の修正があっても、書式ファイルを上書きするだけで済み、作業の負担が少ない。
  • Excelでデザインできる
    • 専用エディタなどに比べ習得が容易なため、SEやプログラマの負担が少ない。
    • エンドユーザへレイアウト確認する際に、エンドユーザのイメージが掴みやすい。

 

  • ​難易度の高い帳票ができる
    • Excelの関数や計算式、書式などをフルに使え、Xシリーズが帳票に特化した関数や機能を用意している。

  • さまざまな出力形式に対応している
    • Excel / PDF / 直接印刷に対応


※ Xシリーズを採用した場合の構成

 

帳票以外での活用


データ抽出や分析機能(OLAP)を装備しているため、以下の用途でもご利用いただいています。

  • 帳票の出力結果検証
    • データベースの情報を直接参照できるので、帳票とDBの値をエンドユーザにて比較検証できます。
    • 帳票の明細情報が必要になった場合、エンドユーザにてデータベースから情報を取得できます。
  • エンドユーザによる非定型のレポート作成
    • 帳票のような定型フォーム以外の情報を抽出や分析して画面に表示した結果をEXCELやPDFなどにも出力できます。

他の案件でもXシリーズを採用

同社は、この共済協同組合の開発でXシリーズの有効性を認識いただき、ある信用保証事業者(事業者の信用力を補完して資金調達をサポートする事業)の加入者・出捐者を管理するシステム開発において、掛け金、借入額、返済状況などの帳票出力部分でもXシリーズをご採用いただいています。

​FBSに対する評価


開発元であるFBSに対し、要望した内容を迅速に対応するなど、機能強化のための積極的な取り組みについてご評価いただいています。次の機能は同社の要望から実現した機能です。

  1.  LANK関数
    • 「明細行を並び替えて順位をつけたい」という要望から実現

  2. #Rzero指定
    • ある値が空白の場合、その明細行全体を削除したい」という要望から実現